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溶接も!選んでつくれるアイアンクラフトのワークショップ

浜松ものづくりプロジェクト運営事務局

「溶接女子」「溶接ワークショップ」「溶接DIY」「アイドルが溶接体験」…
最近、溶接の垣根が広がり、溶接がDIY好きの方達の間で身近になってきているんですよ。

しかし、まだまだどちらかというと「専門的な技術が必要」な、初心者には取っ付きづらいイメージが一般的ではないでしょうか。
溶接DIYに興味はあるものの、初心者という方は最初の一歩としてワークショップに参加してみてはいかがですか?
鉄を切ったり、曲げたり、くっつけたり!浜松にも毎月開催のアイアンワークショップがあるんですよ。

 

アイアンクラフト じんぱち

浜松市西区に工房を持つ「アイアンクラフトじんぱち」さんでは毎月、溶接教室「選べる!アイアンワークショップ」が開催されています。
溶接と聞くと「難しそう」「初心者にはハードル高いかも」と思う方もいらっしゃると思いますが、こちらのワークショップは初めての人にも優しく、気兼ねなく参加できますよ。
お子さんの参加者も多いそうで、対象年齢はなんと小学一年生のお子さんから大人までと、幅広い年齢に対応しています。

 

おしゃれな工房「じんぱちISAJI FACTORY」

まず、つくるものが選べるところが嬉しいですよね。しかも、つくれるアイテムはどれも実用性があってデザインも可愛い!

前回、イベントでドアベルを作成したことがあるのですが、溶接は今回が初めて!
チョークボードづくりに挑戦しました!

プラズマ切断機でアイアンドアベルをつくる

プラズマ切断機で"アイアンドアベル"をつくる

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アイアンクラフト体験

さあ、今回作成するのはこちら!

2種類のデザインから好きな方を選ぶことができます。
私は、写真の左側の街をイメージしたという丸いフォルムの方を選びました。
毎回、一人につき一名のスタッフさんがつき、教えてくれるそうです。
今回は、アイアンクラフトじんぱち 代表の鈴木さんに講師を担当していただきました。

本日は宜しくお願い致します。
鈴木さん
宜しくお願い致します。早速、つくっていきましょう。
鉄に命を吹き込むアイアン作家。アイアンクラフトじんぱち

鉄に命を吹き込むアイアン作家。アイアンクラフトじんぱち

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型紙を写す

用意してもらった鉄板に型を写していきます。こちらはチョークのように見えますが、石筆といわれるもの。石材や溶接・溶断時に印付けをするために使われる筆記具で「滑石」と言われる鉱物や「ろう石」と呼ばれるロウのような質感の鉱石で出来ています。石筆で描いた線は水でも炎でも消えないのだそうです。

鈴木さん
木になっている果物の大きさを大きめに修正して切りやすくしましょう。窓の大きさも好きな大きさに変えてもいいですよ。
はーい!こんなもんかな…?
 

プラズマ切断機で切断する 

鈴木さん
下書きが描けたら、手袋とメガネをつけてください

全ての装備は貸してくれますので手ぶらでOK!

まずはお手本を先生に見せてもらいます。
プシューッっと結構大きな音が響き、みるみる鉄板が焼き切れていく…。
プラズマ切断機は噴射する空気に放電し、鉄などの固いものを切断するマシンです。

随分前に体験したから、どんなだったかほとんど覚えてないや…
鈴木さん
じゃあ、最初から説明しますね。まずは完全にノズルを板に当ててしまうこと。
そして、ゆっくり真っ直ぐ引くこと。
ノズルを自由に動かせることがコツなので、自分の動きやすい格好で自分のやりやすいように構えてください。

まずは練習から

まずは練習からスタート。一番最初はギザギザのラインから。

腕がプルプルする

一定に動かすの難しい!緊張して、お爺さんかってくらい手が震えちゃった。
鈴木さん
押し付けすぎないのもポイント。
力を抜いて、かる〜くなぞるように動かしてみてください。

なんとか切断

お次は少し難易度アップ!波なみのラインにチャレンジ!

やっと思い出してきた!さあ、調子出てきたぞ!
鈴木さん
じゃあ、今度は窓や果物のような細かいところの練習をしましょう。
細かいのは初めてです。難しそう…。

穴を開けるのは難しいのでスタッフさんがやってくれます

鈴木さん 「細かい四角形を切る順序なんですが、まず真ん中に穴を空けます。空けた穴から角まで直線に移動します。そこで一回一息入れて、その後、角から“く”の字を二回。」

鈴木さん 「今度は円。真ん中に穴を空けます。そこから円の端まで一直線でそこから円を描きます。もし、苦しかったら半円で一旦一息入れてもいいですよ。」

うわー、難しい!鉄板に対してノズルの位置を正確に掴むのが難しい。細かいところは、なおさら手のブレが顕著。
鈴木さん
手をうまく連動させてきると切りやすいですよ。手が宙に浮いてると手のブレが起きるから、細かいところはもう片方の手を下にしてうまく動かす。
なるほど!やりやすいです。何かに触れていると手が安定する。
鈴木さん
じゃあ、本番行ってみましょう!

下絵通りにカット

うわ!火花が!
鈴木さん
火花が出ているときはノズルが直角に当たっていないときなんですよ。

綺麗に直角だと火花は出ない

「鉄を切ってるぜ!」という雰囲気の出る火花ですが、できるだけ出ない方がいいのですね。

鈴木さん
苦しくなったら一回止めても大丈夫ですよ。
一旦ストップできるのはありがたい!

「ここからここをこのように切ってみましょう」と一番切りやすい切り方を教えてくれるので安心です。

フリーハンドの円は難しかった

 

バリ取り 

切断した後は解けた鉄が淵に残ります。加工後に残った不要な突起を「バリ」と呼びます。ちなみに。「バリ」は英語でぎざぎざの意味を持つ「burr」からきています。日本では昔、「バリ」という言葉が定着する前は「かえし」と呼んでいたそうですよ。

上手に切断できている箇所はパリッと軽快な音を立てて取れましたが、もたついてしまったところのバリは鉄板にくっついてしまいガリガリと力を入れないと取れませんでした。
バリの出来具合は上手に切断できたかのバロメーターにもなるんですね。

 

研磨する

研磨は難しいのでスタッフの方にお願いします。

 

足を溶接する

後ろのダイヤルを回すとヘルメットが頭にフィットします。

遮光ヘルメットをかぶる。この遮光ヘルメットは自動で遮光できるタイプ。
閃光に素早く反応し、目を守ってくれます。
光のない状況時には普通に見えるので、作業時に手元がみえて初心者は安心。

(溶接ヘルメかっこいいな…) ちょっとこのポーズを撮ってください。
カメラマン
(え、その写真いる…?) すごいシュールな写真になりそうだけど大丈夫?

パシャ。 カメラマン「なんか怖いんですけど」

溶接機は半自動。ノズルの先からワイヤーが出ており、このワイヤーを溶かすことで接着します。赤いトリガーを引くと自動でワイヤーが繰り出されます。

鈴木さん
テーブルにアークが流れていて、トリガーを引いた状態でワイヤーがテーブルにつくと熱が発生します。

アークって何?

基本的に空気は電気を通しません。しかし、強い電圧をかけることで空気の絶縁を破壊することができるそうです。
この場合はテーブルにマイナスの電圧、溶接機から送り出されるワイヤーにプラスの電圧をかけることで空気の絶縁が破壊されて、ワイヤーとテーブルの隙間に電流が発生し、強い熱と光が発生します。この時に発生する光のことを「アーク」と呼ぶそうです。この時に発生する熱を利用しているのがアーク溶接です。
ちなみに、プラズマ切断機にもアークが流れています。

溶接してみよう!

試しに鈴木さんにお手本を見せてもらいます。

鈴木さん
距離は大体1センチほどの距離を保ってください。最初にワイヤーを1センチくらい出します。そこから、手の位置を保ったままで三秒間トリガーを引きます! いち、に、さん。

最初にワイヤーを1センチだして、ワイヤーを溶接箇所につける。

トリガーを引いても手の位置は動かさない。

鈴木さん
距離が近すぎると溶接機の先端と溶接箇所がくっついてしまうので気をつけてください。

まずは練習。溶接機の持ち方はこう。

両手でこのように持ちます。

ワイヤーを1センチ出してから構え、トリガーを引きます。

ピカ!

幅1.5センチほどの鉄板に二箇所溶接します。

こんな細い板に二箇所とは、なかなか正確さが求められる作業

初めてということもあり緊張していたのか、テストの時点で軽く放心状態。次こそ、さあ、本番だ!

しばし虚空を見つめる。ふいーーー!

1センチ伸ばして…

いち、に、さん!

(あれ?光にびっくりするのか、閃光が走った瞬間に手がぶれちゃう…)
鈴木さん
ワイヤーが送り出されて出てくるから逆方向に押し返されるんですよね。それを押し返されないように我慢するのがコツです。
そうか!ワイヤーの抵抗があるってこと考えてなかった!

その後もなんとか溶接。溶接って見た目から豪快なイメージがあったのですが、実は繊細な作業だということがやってみて理解できました。

足がついた!

 

塗料をぬる

最後に、黒板塗料という吹きかけたものを黒板にしてしまうという摩訶不思議な塗料を吹きかけます。

乾燥中。早く乾いて立派なチョークボードになってくれ…!

 

完成!

ワークショップ参加の動画はこちら

ほッと編集後記 ほッと編集後記

早速、絵を描いてみました。
カフェによくあるオシャレな絵を描いちゃうぞ!よーし!と意気込んでいたのですが、自分の内面に含まれていないものは描けないんですね… 不思議〜

 

今回のワークショップはずばり「楽しかった〜!」
特殊な機械を使っての工作ってなんかワクワクします。
溶接やアイアンクラフトって以前は馴染みがなかったのですが、今回2回目のワークショップ参加!
何かを自分でつくってみるのは、やはり充実感がありますね。それが、普段経験したことのないものなら尚更。いままで溶接をやったことのない人に特におすすめですね。気構えずにちょっと高度なDIYを楽しめます。
溶接教室「選べる!アイアンワークショップ」で充実した時間を!


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