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新しいランドセル!軽くてかわいい、ことゆくラック

浜松ものづくりプロジェクト運営事務局

 

子供たちの声から生まれた新しいランドセル

近頃、ニュースや新聞でも「子供のランドセルが重すぎる」と話題になっています。
必要のない教科書を教室のロッカーに置いて帰る、いわゆる「置き勉」が議論の中心になりがちですが、それを許可したとしてもまだまだ多い小学生の持ち物。

例えば、教科ごとにある教科書とノート。体操着や図工の道具、書道の道具、リコーダー、などの科目により必要な荷物。
季節によっても荷物は増えます。昔よりもずっと暑くなってきている夏、熱中症対策に持たせたはずの水筒。首にかけて持ち運ぶことで余計に体力を消耗してしまった、なんてことも。

「教科書の代わりにタブレットを」「一部の教材を学校の備品に」という声もありますが、それらが一般的に普及するにはかなり時間がかかりそう!
その普及を待つ間にも、子供たちは学校に通い続けなくてはなりません。「そんなの待ってられない!」ですよね。
そんな全国のママや子供たちの声に応えた製品が、ことゆく社の「ことゆくラック」なんです。

 

ナイロン製のランドセル「ことゆくラック」

ことゆくラックを開発・販売していることゆく社は、2018年8月に浜松市内の雑貨メーカーで同僚だった代表の和久田さんとデザイナーの影山さんのお二人により設立されました。 小学生のお子さんをもつお二人。子供たちが小学校に入学してから「ランドセルが使いにくい」という子供たちの不満をよく聞くようになったそうです。

「それなりに吟味して買ったはずなのに子供たちからすると使いにくいのか」

毎日毎日重いランドセルを背負って学校に行くその姿や子供たちから出てくる不満がきっかけとなり新しいランドセルの開発がスタートしたそうです。

 

なんでランドセル?

そもそもなんで「小学校=皮のランドセル」という常識のようなものが出来上がったのでしょう。

ランドセルは軍隊で使われていた背囊(はいのう)がルーツになっているという説があります。
背囊とは徒歩部隊の兵隊さんが背負う布製のリュックサックのことで、江戸時代に軍隊制度の導入に伴いオランダから伝わったそうです。明治時代になって布製の背囊が、一部の学生の通学カバンとして使われるようになります。
私たちの知っている皮のランドセルが初めて誕生するのは今からおおよそ100年前

1887年(明治20年)、当時皇太子であった嘉仁親王(後の大正天皇)の学習院初等科入学の際、伊藤博文が祝い品として帝国陸軍の将校背嚢に倣った鞄を献上、それがきっかけで世間に徐々に浸透して今のような形になったとされる。

( ウィキペディア Wikipedia より )

なるほど…!大正天皇へ入学の贈り物に!皮のランドセルは当時、超高級品だったのですね。

 

今でも高価な買い物、ランドセル

ランドセルの相場をご存知ですか?
地域によって違いはありますが、平均で5万円ちょっとかかるそうなのです。
私は3万円から4万円くらいが相場だと思っていたので、「まさかの5万越え…!」と驚きました。

しかし、よくよく考えるとランドセルってすごいです。6年間、それもほぼ毎日使います。
私の通勤用のバックですが、1年間使い続けることができたら上出来の類です。今年の新年に買った皮のバックは半年の時点で持ち手が半壊し、泣く泣く新しいものを買いました。
「6年間も使うランドセル」そう考えたら、高価なのも納得ですね。

ですが、ふと新たな疑問が頭をもたげました。「6年間も使うことを前提としたランドセル」でなくてはいけないの?

ランドセルが高級志向になりがちな原因のひとつは、「6年間毎日使うことを前提にしたもののため、素材は頑丈な皮でいい素材を使ったもの」が求められる、ということが影響している気がします。

「6年間もつ」頑丈さでなくてはいけないのか?
もう少し安価なものを3年のスパンで買い換えてはどうだろうか。そもそも「皮のランドセル」でなくてはいけないのか。
今の小学生を取り巻く環境に合わせて新しい選択肢があってもいいのかもしれませんね。

 

実は誰も規定していない通学カバン

前項で「皮のランドセル」でなくてはいけないのか、と書きましたが、そもそも誰が「小学生はランドセルで登校してくださいね」と決めているのか
非常に気になります。

学校による違いはありますが、基本的に学校側ではランドセルを義務にしているところは少ないのだそうです。誰もランドセルの使用を義務付けていたわけではないのですね。
ただ、全国的に通例のため自然と皮のランドセルを選ぶ人が多いようです。

しかし一部の自治体ではナイロン製のリュックサックが一般的になってきているところもあるんです。
例えば、京都の通学カバン「ランリック」。京都府、滋賀県、大阪府、奈良県の一部で、約120校以上の公立小学校で採用されているとのこと。

北海道小樽では「ナップランド」という通学カバンがポピュラーなんだそう。雪の多い土地のため、子供の安全を考えた結果の採用だそうです。

これらの地域は行政主導で通学カバンが浸透していったそうです。
「小学校の通学カバンの規定はありません」と、行政のほうで案内してもらえると皮のランドセル以外の通学カバンの全国的な使用数も増えるのかもしれませんね。

浜松でも、リュックサックで通学している子をちらほら見かけるようにはなりましたが、皮のランドセルがまだまだ一般的な地域で、リュックサックのような見た目の通学カバンで通学するのは、使う子供にとっても少々ハードルが高いもの。

 

リュックサックとランドセルのいいとこ取り

「ことゆくラック」はリュックサックのいいところとランドセルのいいところをぎゅっとまとめた新しいスタイルの通学カバン。

見た目もランドセルに近いから、抵抗感少なく登校できそう!なにより、普通に可愛いです。 子供用だから〜というあからさまな子供っぽい可愛さでなく、デザインでしっかりかわいいのはかなり高ポイントなのでは?

これなら、高学年の子も違和感なく使用できそう!

高学年の子も低学年の子も無理なく背負える

こだわりポイント1 軽さ

おすすめポイントとして、かなり軽量であることが第一に挙げられます。
普通の皮のランドセルだと1.5〜1.6キロが平均なのですが、ことゆくラックはたったの770g。
従来のおよそ半分の重さです。

こだわりポイント2 収納量

「ランドセルに比べて収納量はどうなの?」と思ったそこのママ!見てください。
従来のランドセルと同じくらい、いやそれ以上荷物を収納することが可能です。体操着もばっちり入ります!

水筒もサイドポケットに収納可!リコーダーも入りそうですね!

こだわりポイント3 生地へのこだわり

ことゆくラックに使われている生地は「強撚糸(きょうねんし)」という強くヨリをかけた糸を使用したナイロンでできているため丈夫です。
その強度のある糸を密度の高い織り方で織り、表面の仕上げにフッ素樹脂加工を施しているそう。そのため、汚れに強く、撥水効果もあり、雨の日もわんぱく坊主もなんでもござれのママ安心の仕様を実現。
反射材も全面についており、安全面も考慮されています。

こだわりポイント4 ショルダーストラップ & 胸バックルで負担減

身体が小さい子だと背負った時にずれるんですよね。中身の入ったランドセルだと重さに身体ごと引っ張られて大変です。

私も子供の頃はクラスで1、2位を争うくらい身体が小さかったのでよくわかるのですが、ランドセルを背負うのに全身を使ってよっこいしょと持ち上げる時、足腰で持ち上げるというよりは、少し前屈して無理やり背負う形になるので前につんのめりそうになるんですよね。
小学校1年生の時は背負いきれなくて母に後ろからランドセル持ってもらったのを思い出しました…。
カバンと身体に密着させる胸バックルは身体の負担を減らしてくれるので安心です。

メッシュで柔らかいつくりのショルダーストラップ。皮のランドセルのショルダーストラップって頑丈な作りのせいで硬くて長時間背負っていると肩や脇が痛くなるんですよね…。夏の薄着になる季節、子供の柔らかい肌にはちょっと酷かもしれません。

小学生の時ってむやみに走りたくなる時がありませんでしたか。
従来のランドセルだと重いのとガチッとしたつくりのせいか、背中に馴染まず、走った時にランドセルが左右に揺れ、バランスを取るのが難しく、すぐに息が切れてましたね。ことゆくラックは背面がメッシュなのでその心配は少なそうです。
あと、これなら走って背中に汗をかいても通気性がよくて蒸れないから快適ですね。

こだわりポイント5 ランドセルらしさも取り入れる

お気付きの方もいると思いますが、ランドセルのいいところもしっかり取り入れられています。
リュックサックのように中にファスナーをつけることもできそうですが、あえてつけていません。
中にファスナーがついているよりも、すぐに物の出し入れができるランドセルのつくりの方が子供にとっても使いやすいという配慮からです。
横から中身が出てこないようにカバーされているのもさすがです。
モニターとして実際に子供達に使ってもらう中で改良を重ねて今の形に行き着いたそうですよ!

ランドセルのように名札を入れるところもあります。
ファスナーを開けると鍵も取り付けることができるんですよ♪

 

すでに大人になってしまいましたが、背負ってみました

軽ッ!そして、肩への当たりが柔らかいゾ!

私が小学生のときに、ことゆくラックがあったら…!!!
これからの子は選択肢があって羨ましい!
展示会でも親御さんがよく背負って軽さを確かめていくそうですよ!

実際に見たい、背負ってみて検討したい方は、
来年の1月ごろに直営のショップをオープン予定だそうですよ。
ショップがオープンしましたら後日取材に行きたいと思いますので、今後をお楽しみに!

ほッと編集後記 ほッと編集後記

私は小学生の頃ひときわ身体が小さい子供でした。
ランドセルの話題になると、親が「ランドセルに足が生えてまるでランドセルが歩いているようだった」と言い、「いやいや、大げさだなあ 笑」と私が反論するという一連の親子の会話の流れがあるのですが、大人になって改めて考えると案外本気で心配していたのかなと。
その身体にしては大きなランドセルをやっと背負って出かけていく我が子。てくてくと歩く後ろ姿と大きなランドセルを見送りながら「あの子、ちゃんと登校できるかしら。」と心配してくれた親の愛情を感じます。

 

ランドセルも子供への愛情表現の一つの形。できるだけいろんな選択肢をじっくり選びたいですよね。
本日の取材で改めて、子供やライフスタイルに合わせて選択できるようなランドセルの多様性って今まであるようでなかったなあと。
無難だからという理由ではなく、それぞれの長所短所を比較しながら親子で決めるのがいいのかなと感じました。
小学生の時にランドセルの大きさで苦労した者としても、実際にランドセルを使う子供たちの意見も交えながらもっとっもっと選択の幅が広がればいいなと思います。


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