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素人でもわかる!天竜材ってどんな木材?

浜松ものづくりプロジェクト運営事務局

 

日本全国のブランド木材(スギとヒノキ限定)

浜松北部は木の産地として有名です。
日本でも良質な木材が取れる地域はたくさんあります。北から秋田スギ、木曽ヒノキ、吉野スギ、屋久スギ…
それらの良質な木々は国内産の木材としてブランド木材として建材などで利用されてきました。
ここ浜松にもブランド木材として代表的なものがあります。

 

山懐の深い険しい環境で育った天竜材

天竜材ってどんな木のこと?

天竜材にもいろんな木の種類がありますが、天竜材の中でも有名なのがスギとヒノキです。
松やツガ(マツ科の常緑樹)、広葉樹なども採れますが、植林がメインな地域のためスギとヒノキが主流です。

 

天竜材のエース「天竜スギ」と「天竜ヒノキ」

高品質な木材として名を馳せている天竜スギと天竜ヒノキ。どんな特徴があるのでしょうか?

天竜の環境がもたらした

天竜の山は地形的にも急峻で平坦地が少なく険しいため、その環境下で育つ木の成長スピードもゆっくりと成長します。
そのため、木目のつまった=強度のある木が育つと言われています。

また、気温は植物の生育に大きな影響を及ぼしますが、浜松は温暖な地域のため雪害が少なく根曲りが少ないのが木材としての強みのひとつ。

南の産地に比べ厳しい環境のため、目幅がつまっており粘り強いです。

また、北の産地に比べ雪の被害が少ないため、まっすぐな木が育ちます。
地理的にも日本列島のちょうど真ん中にある静岡ですが、木材もその地理的要因や山の環境などを受けた南と北のいいところを上手いバランスで成立させている木ということになるのではないでしょうか。

天竜の歴史がもたらした

江戸時代から建材として江戸の市場を賑わしていた天竜の木材ですが、明治時代に天竜川の氾濫を少しでも抑えるため実業家の金原明善が川の上流の方にスギやヒノキの植林を始めました。

日本では終戦後に植林されたものが日本の森林の平均といわれており、だいたいの樹齢が75年ほどです。

それに比べ、明治時代に植林を行なっていた天竜には樹齢100年越えのものもあり、様々な樹齢の木が豊富にあるのが大きな特徴です。

木材の観点から特徴

天竜スギは赤みが多いのが特徴です。

そして、スギとヒノキ両方に言えることですが、油分を多く含んでいます。そのため、カンナをかけた後は非常にツヤの美しい木材に仕上がります。
また、油分の多さゆえに水や塩害につよく、建材として非常に高品質です。

まっすぐな木が多く、樹齢の充分な木が豊富なため、長尺で径が太くまっすぐな材を切り出しやすいのも特徴です。

また、森林の管理をしっかり行なっているため成長過程において人の手で丁寧に枝を落とします。

そのため生節(イキブシ)が多いのも特徴です。

生節とは枝が生きた状態で幹に飲み込まれてできる節のことです。
枝の細胞と幹の細胞が繋がり合うため節穴の心配はありません。
この節ですが、昔は節のない木材がいい木材として見られることが多かった(和室文化だったことも大きな一因か)のですが、フローリングの住宅が一般的になってきた今、むしろ天然の木材がもつ味のひとつとして好む人も多くなっています。

他にもあった!浜松の木材

みなさん、天竜材の他にも浜松にブランド木材があるのをご存知ですか?
大河ドラマで有名になった井伊直虎のゆかりの地、浜松市引佐町でつくられる「井伊材」というブランド木材があるんです。
大河ドラマの中でも井伊の木材が取り上げられ、昔から林業を生業としていた人々がいたことを伺い知れましたが、今も引佐は良質な木材の産地です。
「井伊材」は浜松市北区の山林の保育や間伐等事業などを行う、引佐町森林組合が主体となりブランディングを行なっています。


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