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暮らしに穏やかな時間をもたらすドライフラワー

浜松ものづくりプロジェクト運営事務局

ドライフラワーと聞くとどんなものを思い浮かべますか?
枯れないように加工したお花、ヴィンテージ、アンティークなどなど…
最近ではハーバリウムなどでも人気が高まりつつあるドライフラワー。
成人式の髪飾りにつけていったり、ウエディングのブーケや髪飾りのアクセントなどドライフラワーの活用は幅広くなってきています。

生花と違って、水替えなどの心配がなく手間いらずで長持ちするからでしょうか。
長持ちさせたいだけならば、造花やプリザーブドフラワー(生花の色素を抜き、生花に染料を吸わせた加工花)などの選択肢もありますよね。
一体、ドライフラワーのどんなところが皆を惹きつけているのだろうか。

浜松市にあるドライフラワーの専門店 LIBELLULEさんでドライフワラーアレンジのデザイナー講師をしておられる佐藤さんにドライフラワーについてお話を伺ってきました。

LIBELLULE 代表
ドライフラワーアレンジ
デザイナー講師

佐藤 恵megumi sato

生のお花にはない色合いが一番の魅力

まずは色合いですが、
ドライフラワーにすると、生のお花の色合いよりも少し濃く、色合いが変化するそうです。

例えば、赤いバラは落ち着いたシックなワインレッドになります。

LIBELLULEさんは店頭に並べるドライフラワーを選ぶために数々の品種を試したんだそうです。
造花やプリザーブドフラワーのように着色した色ではなく、乾燥させてみないとわからないその偶然性も面白いですよね!

作りたての鮮やかさが
ちょっと冷めてきたなと感じる、
すると、
今の見え方とはまた感じが違ってくる。
日々、観察していると
それを感じることができるんです。

もうひとつ、「変化を楽しむ」ことができるのがドライフラワーの他にはない魅力なんだそうです。

生のお花は朽ちていくのが目に見えてわかりますよね。
「生花」というくらいですから、夏は一週間、冬でも二週間ほどで枯れてしまいます。
生花の美しさのピークはやはり切り花になったその瞬間で、花瓶に生けてからどうやってお花の持ちをよくするかに頭を悩ませます。

意外なことに、ドライフラワーにも寿命というものはあり、枯れないお花というわけではないそうです。
しかし、生花とは違いその変化は非常にゆっくり進みます。
だいたい3〜4ヶ月で交換時期だそうです。

その間、少しずつわずかに日々色合いが変化していく、その経過を楽しむことができるのはドライフラワーならではのことなのだそうです。
造花やプリザーブドフラワーは人工のものですから染料の色褪せはありますが、1年~2年での色の変化はまずないでしょう。

ドライフラワーといえばアレンジをして飾ることが多いですが、アレンジメントにも日々、変化が生じるのだそうです。
例えば、アレンジしたばかりの形から、湿気を含み徐々に変化していくラインも楽しみの一つ。
ふと見るたびに表情の違うドライフラワーを愛でるという暮らしは、日々のふとしたひとときを楽しむ余裕を感じ、とても憧れます。

最初から水分が少ないようなお花は
比較的ドライになりやすいです。

基本的に水分が抜ければなんでもドライフラワーにはなりますが、中にはドライフラワーにはならないお花もあるそうです。
例えば、ガーベラやユリなどはドライフラワーにはできないそうです。
ドライフラワーになるにはなりますが、もちが悪いお花というのもあるそうです。
チューリップ、トルコキキョウなどはあまり持ちがよくないため、LIBELLULEさんでも取り扱っていないそう。

では、初心者でも比較的簡単にドライに成功するようなお花は…?
スターチス、千日紅(センニチコウ)、ヘクサリウムなど元から水分が少なめのものはつくりやすいそうです。

水分をいかに早く抜いてあげるか
というところが重要。

乾燥させるだけだと思っていたのに、やってみたら意外と難しいドライフラワー作り。 オススメの作り方を伺いました。

湿気の多い場所でのドライフラワーづくりは失敗しやすいため、湿気の少ない12月から3月の間が最も作りやすい時期とのこと。

風通しのいい窓辺に吊るしておく方法などがよく知られていますが、直射日光が当たってしまい色落ちの原因になったりするのでこの方法は初心者には難しいようです。

ストーブやエアコンなどの暖房のついた部屋などが良いそうで、その時に直射日光のあたらないところに吊るしておくのがいいとのこと。
植物の水分をいかに早く抜いてあげるかが大事なので、例えばストーブの空気が登っていくところなど空気に動きがあるところの方がドライフラワーをつくるには向いているそうです。

冷風でも乾燥には問題ないそうですが、やはり夏場などは湿気が多く、その分失敗の確率も高いため無理はしない方がいいとのことでした。

また、ドライフラワーを何に使うかで下準備をしておいたほうがいい場合もあります。
例えば、アレンジメントをして飾りたい場合、束ねる箇所より下の葉を取っておいたりすると、アレンジするときに葉を取る手間が省けて後々楽です。
また、バラのようなトゲのある植物はトゲを抜いておくと安全です。
乾燥させると水分が抜けてトゲもさらに硬くなり怪我をしやすくなるので要注意です。

ほッと編集後記 ほッと編集後記

赤いバラをドライフラワーにするとワインレッドになるというのが目から鱗でした。
予想した以上の振り幅で色が変わるんだと驚きました。ワインレッドの色は深みがあり、とても綺麗でした。
乾燥させるという一手間によって、生花の頃の色とはまた異なる色合いを生み出すことができるというところが、なんだか実験みたいで面白そうだなあと感じました。
その偶然から生まれた思いもよらない美しさや乾燥させることによって凝縮した深みのある色合いが、他にはないドライフラワーだけが持つ魅力なんですね。


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